予防接種について
病気にかかった際に適切に対応することは大切ですが、さらに重要なのは病気を予防することです。予防接種は現代の感染症予防において中心的な役割を持ちます。ワクチンで予防できる病気のことをVPD(Vaccine Preventable Disease)と言い、この中には命にかかわる病気・後遺症が残る恐れがあるものが多く含まれます。
ワクチンごとの説明・接種時期など詳しくは母子手帳で確認ください。具体的なスケジュールについて、うっかり接種逃してしまった場合など、お近くのかかりつけ医や小児科医に相談することができます。
ワクチンについて、根拠の不確かな情報・科学的に誤っている情報が氾濫しています。
「正しい情報源」から情報収集をして、命にかかわる感染症や後遺症からお子さんを守りましょう。各ワクチン・VPDについての具体的な情報は以下のページも参照ください。
予防接種に行く前の準備
- 当日の体調を確認しましょう。37.5℃以上の発熱があれば接種はできません。軽い体調不良の場合には医師の判断で接種できることがありますが、事前に医療機関に相談しましょう。
- 母子手帳、市町村から送られる予診票/接種券などを忘れず持参しましょう
- 予診票がある場合は事前に記入しておきましょう。
予防接種後の注意点
- 接種当日は激しい運動は避けましょう。入浴などは問題ありません。
- 重篤な副反応(アナフィラキシーなど)は非常にまれです。そのほとんどは接種直後に起こるため、万が一の場合も接種医療機関が適切な対応を行います。
- 発熱は比較的頻度の高い副反応です。通常は1日程度でおさまりますので、持続する場合は医療機関を受診ください。また接種部位の腫れも比較的頻度は高いですがほとんどが自然におさまります、肘を超えるようなひどい腫れなどの場合は医療機関にご相談ください。