解熱鎮痛薬があれば内服
耳が痛いとき
子どもが突然、耳を痛がるときは、多くの場合、急性中耳炎で診断や治療が一日遅れても心配はありません。時に、耳漏(耳だれ)が出ることもありますが過度に心配する必要はありません。
低年齢のお子さんは、耳が痛いとはなかなか言葉で説明できないので、耳を抑えたり、耳を触られるのを嫌がったりすることでサインを出します。
また、耳穴(外耳道)に異物(豆、小玩具、昆虫等)が入って痛がることもありますので、耳が痛そうなときには、耳掃除の要領で耳穴を見てみください。
【ホームケアのポイント】
〇痛み
大抵は数時間を経てば自然に治まるので泣いて痛がるようなときには耳のまわりを冷たいタオルや冷却シートで冷やしたり、痛み止め(アセトアミノフェン)で様子を見ても構いませんし、そこまで痛がっていなければ何もせず様子見ても構いません。
【観察ポイントと受診のタイミング】
痛みがあれば、日中に、かかりつけもしくは耳鼻咽喉科を受診してください。軽いものであれば1-2日で自然に治癒することもありますが、時に抗生物質や膿が溜まってて外科的処置が必要になるときもあります。
以下の場合は注意してください。
- 1)虫が耳に入ったとき
救急要請してください
- 1)体温が38℃以上でぐったりしているとき
- 2)疼痛で眠れないとき
救急外来に相談してください
- 発熱が3日以上続く
- 解熱鎮痛薬を飲んでも改善しない
- 耳の聞こえが悪い
かかりつけ/クリニックを受診