経過観察
のどや気管にものを詰まらせたとき
完全にのどや気管にものを詰まらせてしまうと非常に危険な状態になります。顔色が真っ青になり数分のうちに解除されなければ心肺停止状態に至ってしまいます。
また、完全に閉塞しなくとも急に激しく咳き込んだり、ぜーぜーしたりします。
症状が一度よくなっても、気管に入ってしまったものによっては症状が何度もぶり返したり熱がでたり、診断に時間がかかることもあります。
のどや気管にものを詰まらせた時、またはかもしれない場合には医療機関に受診してください。
【ホームケアの要点】
〇のどや気管にものを詰まらせて顔色が悪い、声が出ない首を抑えて苦しそうにしている
非常に危険な状態なため迅速に119番に連絡をしつつ以下のように対応してください
〇注意すること
日ごろから口にものを入れて、飛び跳ねたり横になったりおむつを替えたり大笑いすることは危険なので注意してやめさせるようにしましょう。また大人をみて真似をすることも多いのでこどもの前で大人もそのような行為はしないようにしてください。口にものを入れるのが好きな時期は口にいれても安全なおもちゃを与えつつ、他のものは整理して届かない位置に置きましょう。
【観察ポイントと受診のタイミング】
- 顔色が悪くないか
- 声が出ているか、かすれていないか
- 首を抑えて苦しそうにしていないか
- せき込みが続いていないか
以下に従って対応してください。
- 1) 声が出ていない、かすれている、首を抑えて苦しそうにしている
- 2) ぐったりしている
- 3) 顔や唇の色が悪い
救急要請して救急受診
- 1) 強い症状ではないが咳がしばしばみられるとき
救急外来に受診相談
- 1) すぐには症状がでず、様子をみたがたまに咳がでてぜーぜすることが続く場合
かかりつけ医/クリニック受診
ピーナッツはいつから?
ピーナッツなどのナッツ類は窒息のリスクもあるため3歳未満の児には与えないようにしましょう。また、おもちゃに関しても対象年齢を守って与えてください。兄弟がいる場合には下の子のリスクが上がる場合があるのでおもちゃの場所を下の子が触れないところに移動してください。