経過観察
血便が出たとき
「血便が出たとき」は、とくに心配になると思います。便に血が付着する程度であり、様子がいつもどおりであれば急いで受診する必要はありません。しかしながら、お子さんの様子が「いつもどおり」でなければ基本的には受診することがいいと思われます。
【ホームケアの要点】
- 〇便に血が付着するような程度の場合で、様子がいつもどおりであればご自宅で経過をみていただいてもよいと思われます。
- 〇「便自体が血液の場合(いちごジャムのような便、真っ黒な便など)」は早めの受診が必要と考えられます。
- 〇腹痛や嘔吐や下痢を伴う場合も多いです。その際の「ホームケアの要点」は「4.嘔吐をしたとき」「5.下痢をしたとき」「6.お腹がいたいとき」を参照してください。
【観察ポイントと受診のタイミング】
便に血が付着する程度であり、様子がいつもどおりであれば急いで受診する必要はありません。
しかしながら、お子さんの様子が「いつもどおり」でなければ基本的には受診することがいいと思われます。
また受診する場合には実際の便の様子がわかるといいので、携帯電話などの写真で記録したものを持っていただけるとよいです。
以下のような症状に注意しましょう。
- 〇ぐったりして反応が悪い
- 〇顔色や唇の色が悪い。
- 〇繰り返して吐いてしまう。
- 〇吐いたものが「血液混じり」、「緑色調」、「コーヒーの様な黒色調」であった場合
- 〇便自体が血液の場合(いちごジャムのような便、真っ黒な便など)
- 〇尿が半日でていない。
- 〇好きなものに興味を示さない
- 〇お腹をさわると嫌がる。
- 〇おなかがパンパンにふくらんでいる。
- 〇「お股」を痛がっている
救急外来に受診相談、救急車の要請を検討してください。