救急要請
頭を打ったとき
【ホームケアの要点】
- 頭を打ったときの状況を把握しましょう。
(目撃の有無,ぶつかったものの素材・硬さ,転落であれば高さなど) - こぶができたら,濡らしたタオルなどで20分間ほど冷やして様子を見てください。
- 皮膚からの出血がある場合には,清潔なタオルやガーゼなどで出血している部分を上からしっかり圧迫して病院を受診しましょう。
- 頭を打った後は,1~2日間は入浴を避けましょう。
- 2日間程度は,普段と変わったことがないかどうかよく注意して観察しましょう。
【観察ポイントと受診のタイミング】
頭を強く打っても,頭の骨に骨折がなく,意識がはっきりしていて,目や手足の動きにも異常がなく,さらに頭を打ってから2日間異常がなければ,大抵は心配ありません。しかし,頭の中に出血が起こると,頭を打った直後はなんともなくても,後から生命に危険が及ぶことがあるので注意が必要です。
以下のような症状に注意しましょう。
- 1) 意識がない,反応が悪い
- 2) 手足の動きが悪い,物の見え方がおかしい
- 3) 耳や鼻から出血がある
救急要請して救急受診
- 1) 頭を打った前後のことを覚えていない
- 2) 受傷後30分間過ぎても繰り返し吐き続けている
- 3) 頭痛がどんどん強まっていく
- 4) 圧迫しても皮膚からの出血が止まらない
- 5) 転落した高さが身長よりも高い
救急外来に受診相談
上記の症状がなく
- 1) 傷・こぶがある
- 2) いつもより活気がない
かかりつけ医/クリニック受診
けいれんした場合
けいれんのページを参照してください